お墓の石材の選び方のポイントは?

石材選びには注目すべきポイントが幾つかあります。
お墓は長く使用していくことになりますし、大切な人が眠りに付く場所でもあります。
そんな大切なお墓の石材選びの参考にしてください。

まず、石材選びに重要なのが、お墓を立てる土地の環境です。
台風による被害が多い地域の場合、風雨に対する強度が必要になります。

石材は種類によって接触面の摩擦が大きく違います。
摩擦が高ければ石がずれ難く、風によって倒れ難くなります。
また、雨による侵食も考慮しなければなりません。

お墓に使われる石材の多くは様々な成分が混ざり合っています。
そのため、石材によっては雨に晒される事が多いと、成分の差で表面が荒れたりし、劣化していきます。
また、風雨に対する強度は国産の石材の方が向いている、外国産の石材は向いていないとはいえず、石質自体をよく確認する必要があります。

次に大切なのは外観です。
最近のお墓では薄れつつありますが、お墓には避けたほうが良いとされる色があります。
黒は熱が篭りやすく、安らかな眠りの妨げになるといわれ、赤系は炎や火をイメージし、やはり安らかな眠りを妨げるといわれており、避けられています。
白系やグレー、青みの掛かった石色が一般的です。
ただ、近年では様々なデザインのお墓が定着しつつあり、これらの色に対する考えも昔に比べて薄らいでいる印象があります。
こちらの日本のお墓の歴史についても参考にご覧ください。

また、石材表面の美しさも重要です。
御影石に代表される高級石材は表面が美しく、重宝されています。
ただ、最近では外国産の石材の質も向上しており、加工技術の向上も相成って御影石にも劣らない美しさを実現しています。

最後にやはり価格ですね。
最高級とされる御影石から、安価なコンクリートまで様々なものがあります。

ただ、注意しなければならないのは、石材の質がそのまま価格につながっているわけではないという点です。
石材自体の価格が安くても、加工が難しい場合はその分高くなってしまいます。
ですので、加工する際に必要な費用も踏まえて石材を選ぶ必要があるといえます。
霊園とお墓の選び方と注意点についての記事も参考にご覧ください。

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